前田利昌
Risyo Maeda


軽井沢だより


    軽井沢への移住を考え始めた当時、当然のことながら、真冬の気温に対してとても不安がありました。冬以外の季節には幾度か訪れて体験していましたので、定住後の日々がどんなものか、ある程度のことは予想できましたが、一年のほぼ三分の一(年によっては六ヶ月!)を占めるという寒冷期だけが未経験だったのです。その不安な気持ちのとき、背中を押してくれたのが茜屋珈琲店の、今は亡きご主人でした。そして、ずっと以前から四季の表情の豊かさに魅かれていたこともあって、意を決し、この地にアトリエを移すことを決めました。とにもかくにもここでの制作がスタートし、それから三十年が過ぎました。
    この欄では、制作に関しての思いや、現在取り組んでいる作品のことなどを記載します。また、軽井沢の四季折々の情報を取り入れながら、お便りを発信できればと思います。




いちりんそうあざみ

いちりんそう



あざみ


ふしぐろせんのうまつむしそう

ふしぐろせんのう



まつむしそう


月見草われもこう

月見草



われもこう



”軽井沢 花シリーズ@ 野の花”

コラム
色の調和